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MTA Unityとは?

 MTA unityは、Pfizer医学教育プロジェクト助成を受け、本プロジェクトを通して医療と鍼灸をつなぐ医鍼連携モデルの構築を目指しています。
 鍼治療は片頭痛に対する治療法として、診療ガイドラインに掲載・推奨されており、頭痛専門医からの関心も高いですが、国内では未だ頭痛診療と鍼治療の連携(医鍼連携)は進んでいない現状があります。
 そこで私たちは以下の疑問を解決し、その先に医鍼連携があると考え、いくつかのSTEPを歩んでおります。

現状では、鍼灸師はどの程度、頭痛の標準的治療・病態などに対する知識があるのか?

STEP
事前アンケートにて、鍼灸師を対象とした片頭痛の標準的治療に関する調査

現状、頭痛診療に興味関心のある鍼灸師は、どの程度頭痛の標準的治療に対する知識があるのか?

  • 急性期薬
  • 予防薬
  • 病態 / メカニズム
  • 薬剤の使用過多による頭痛 etc,.
STEP
複数の頭痛専門医による講演

頭痛専門医に“鍼灸師と連携をとる上で、ここまでは知っておいてほしい”内容について講義をしていただきます

多くの頭痛専門医の講演を聴講することにより、鍼灸師全体の頭痛の標準的治療に対する知識レベルの向上を目指します

STEP
視聴後アンケートにより知識レベル向上

講義後に頭痛に対する知識・理解がどれほどに深まったのか、アンケート調査を行います。

プロジェクト主催

石山すみれ(研究代表)

茨城県立医療大学 保健医療学部 医科学センター

資格:はり師・きゅう師、博士(医学)

2012年 新宿鍼灸柔整専門学校(現:新宿医療専門学校)卒

2021年 筑波大学大学院 修了

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論文トピックス

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鍼治療は抜管から退院準備までの時間を短縮する:ランダム化比較試験(AcuARP)|ISHIYAMA Sumire 背景  現代の手術管理では、手術室の回転率上昇と外来手術の増加が求められている。術後早期回復に向けて、疼痛・術後の悪心嘔吐(PONV)・麻痺性イレウス・疲労や睡眠障...
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迷走神経刺激と頭痛の関連|ISHIYAMA Sumire 本日の内容は、いくつかのReviewを読んで、私がまとめたものの紹介になります。 ***以下まとめ*** 経皮的迷走神経刺激は以下の二つに大別される transcutaneous auri...
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緊張型頭痛のうつ、不安、QOLに対する鍼灸治療とMedical Trainingの効果: ランダム化比較試験|ISHIYAMA S... 背景  緊張型頭痛(Tension-type headache; TTH)は最も一般的な神経原性疾患であり、慢性疾患や障害の原因として二番目に多い。ICHDの診断基準では、Episodic TTH(ETTH...
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成人の周期性片頭痛のお昼寝と発作の関連: 6週間前向きコホート研究|ISHIYAMA Sumire 背景  歴史的に見ても、臨床家は仮眠を片頭痛急性期の治療として認識してきた。しかし、仮眠と片頭痛発作の関連を研究した論文は少数で、また対象は小児に限定されて...
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片頭痛予防においてfMRIから見た鍼治療の潜在的機序のエビデンス|ISHIYAMA Sumire 背景  多くの国で、鍼灸治療は広く受け入れられており、片頭痛の治療に最もよく使われる代替・補完医療(TCM)療法の1つである。    2016年の鍼治療のコクランレビュー...
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月経関連片頭痛の予防に対する鍼治療:多施設ランダム化比較試験|ISHIYAMA Sumire 背景  女性片頭痛患者の約20%は月経時片頭痛であり、その大半は前兆のない片頭痛である。月経時片頭痛は以下の2つに分類される;pure menstrual migraine(純粋月経時片...

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